いい匂いのするはなし


もう どん底に暗くて 現実世界はほんとうにしょうもないなって読み進めていた小説が 実は読み終えると多幸感に溢れていた 

みたいな 小説を読みました


最後まで結末がよめない小説は 読み終えた時の満足感があって すきです


ドラマも漫画も小説も どうせ結局はだめだめな主人公にだって 恋人とかが出来てしあわせになるんだ
ハッピーエンド はい よかったね 
そんなのは所詮 リアルじゃなくて そういう中でのことだよね

みたいに あたしは思っていました
ずいぶんと捻くれていますね


でも 少し前に読んだ小説で  どうしようもない女の人が主人公なんだけど たまに会ったりする男の人が出来て 結局はふたりがくっついて終わるんだろうなあ と読んでいたら  ふたりがくっつくことなく終わる という小説がありました

なんだか ぽかーんとしてしまいました

大抵の読者がそう思うだろうな というのを分かっていて そうではない結末にしたのか と考えると してやられた… と恥ずかしいきもちになりました


すごいな  作家さんは




あたしは いい匂いのするはなしがすきです
なにか いい匂いのする話 知ってたらおしえてください